2010年11月10日水曜日
ノースセイモア島の陸イグアナ
陸イグアナがその島に住んでいるかはエサでもあるウチワサボテンがどのように生えているかを見れば大体わかります。 ウチワサボテンが木のようになっている場合には陸イグアナが生息していることになります。 逆に地面に張って生えているようだとその島には陸イグアナが居ません。 ノースセイモア島のウチワサボテンを見ると・・・木になっていません。 でも陸イグアナが居ます。 実は第2次世界大戦が始まる前、隣の島バルトロメ島には島じゅうウジャウジャと陸イグアナが居ました。そのバルトラ島から2Kmしか離れていないノースセイモア島にはその当時1匹も生息していませんでした。 これを見たアメリカの学者が、何故ノースセイモアには一匹も居ないのか、陸イグアナの生息に適していない何かがあるのではないかと考えバルトラ島から陸イグアナを運んできたところ、ノースセイモア島で繁殖が始まりました。 実際は陸イグアナが1匹もノースセイモア島にたどり着かなかっただけという結論になっています。 第2次世界大戦が始まるとアメリカ軍がバルトラ島に飛行場を作り、バルトラ島に居た陸イグアナは兵士の射撃のまとになり全滅してしまっています。 現在はノースセイモア島から里帰りした陸イグアナが若干生息しています。
ノースセイモア島のウチワサボテン、高さが1mもありません。
バルトラ空港に現れた陸イグアナ