2010年11月10日水曜日

ノースセイモア島の陸イグアナ


陸イグアナがその島に住んでいるかはエサでもあるウチワサボテンがどのように生えているかを見れば大体わかります。 ウチワサボテンが木のようになっている場合には陸イグアナが生息していることになります。 逆に地面に張って生えているようだとその島には陸イグアナが居ません。 ノースセイモア島のウチワサボテンを見ると・・・木になっていません。 でも陸イグアナが居ます。 実は第2次世界大戦が始まる前、隣の島バルトロメ島には島じゅうウジャウジャと陸イグアナが居ました。そのバルトラ島から2Kmしか離れていないノースセイモア島にはその当時1匹も生息していませんでした。 これを見たアメリカの学者が、何故ノースセイモアには一匹も居ないのか、陸イグアナの生息に適していない何かがあるのではないかと考えバルトラ島から陸イグアナを運んできたところ、ノースセイモア島で繁殖が始まりました。 実際は陸イグアナが1匹もノースセイモア島にたどり着かなかっただけという結論になっています。 第2次世界大戦が始まるとアメリカ軍がバルトラ島に飛行場を作り、バルトラ島に居た陸イグアナは兵士の射撃のまとになり全滅してしまっています。 現在はノースセイモア島から里帰りした陸イグアナが若干生息しています。

ノースセイモア島のウチワサボテン、高さが1mもありません。

バルトラ空港に現れた陸イグアナ

2010年11月6日土曜日

ノースセイモア島



バルトラの港で船に乗り込み、約1時間程でノースセイモア島に到着。 ディンギーに乗り換えドライランディング。 上空にはグンカンドリが飛び、岩場を上がっていくと、赤目カモメ、アシカが早速お出迎え。 青い空、青い海と白い砂浜に黒い岩場、パロサントとの白い林にカラフルな植物達と色彩のコントラストがものすごく景色だけでも圧巻。 黒い岩場ではウミイグアナがひなたぼっこ、最初は目が慣れていなく全く見えませんが、1匹見えるとウジャウジャ見えてきます。白浜ではアシカもひなたぼっこ、その横を陸イグアナがノソノソ歩いてます。 ココでは、海辺に近い所にウミイグアナ、陸イグアナ両方が生息、そのうちプラサ島のようにハイブリッドが産まれるかもしれません。

クリスマスの時期にしか緑の葉を付けない聖なる木「パロサント」の林の上ではグンカンドリのオスがのどを膨らませて雌にアピールに必死。

縄張り意識はないようで、みんなで一緒に。

グンカンドリの子供は真っ白。

赤目カモメ

赤目カモメは足も真っ赤です。

ガラパゴスアシカの親子、子供は何かを見つけたようです。

真っ青な足のアオアシカツオドリ(雌)

羽ばたきの練習をするアオアシカツオドリの子供、子供の時は足の色は?

アオアシカツオドリの子供の目、かわいいですねぇ~

おまけ・・・魚岩?

2010年11月3日水曜日

帆船Mary Anne号


11月の連休を利用して、ガラパゴス行ってきました。
今回はエンジンでガンガン進んでいくような船はやめて自然の風を帆一杯に受けて走る、ガラパゴスらしいエコな船「帆船Mary Anne号」
480トン、定員24人。人数に対して船も大きく、グループを分けたときも1グループ最大12人で押さえられているので、ディンギーもスペースがあってとても快適です。


お部屋は一番下のカテゴリーのトラディショナルキャビン、狭いと聞いていたが、本当に狭かった・・・。
上のクラスのキャビンは、天井が高くゆったりしたお部屋の作りになっています。そっちにすれば良かった・・・


船内にある傾斜計、帆船には無くてはならない物ですね。。。 セールを張ったときには最大で20度近くまで傾いて帆走。


実際に帆走しているときこんなに傾きます。


この船の船長、キャプテンマウリシオ、すごくシャイでお茶目なのですが、操船しているときは真剣。
操舵輪をくるくる~っと回すと思いきや、最近は、オートパイロットと人差し指1つで動かせるジョイスティックを操作して操船するそうです。